土曜日の伊達男

限りなく真実に近いフィクション

宮本文昭@アクト

宮本文昭@アクト宮本文昭オーボエリサイタル
於:アクトシティ浜松 中ホール

その芸術性の高い卓越した演奏力。
その音色の豊かさは、何十年という時間、オーボエが生活の一部であることを伺わせる。

しかしこの3月でオーボエ奏者としての活動にピリオドを打つ決断。
人生における「辞める」ということについて、いやがおうにも考えさせられる。

オーボエを脱することで広がる、自身の音楽活動。
そして惜しまれて辞めるという美学。

終わることで始まるもの。
終わることで輝くもの。

あたかも新庄のそれと同じ。

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ピアノの山洞智さんも素晴らしかった。
二人の息の合った安定感のあるアンサンブルは、「惜しまれて辞める」という説得力がある。


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