土曜日の伊達男

限りなく真実に近いフィクション

プロ道

プロ道先日ホテルオークラ浜松の小川総料理長にお会いしてお話しを聞きました。

料理人の技量レベルは、キャベツの千切りとオムレツでわかるそうな。

まず単純なように見えるキャベツの千切りは、手先の感覚や神経の使い方をおろそかにしていれば、荒くなったり、手を切ったり。道具の手入れは出来ているか、体調やこころの状態、昨夜お酒をのみすぎたり、寝不足だったりしないか、それらがすべて整った上でリズミカルに切れるのだという。

一方オムレツですが、デリケートな卵料理ですから、まず火の使い方。そしてフライパンや油と、調味料。シンプルな料理だからこそ、作っている人の姿勢まで、すべてが料理に現れるのだと。

いずれにしても、プロとしての心構えって事ですね。僕も反省です(笑)。
小川さんの師匠「フランス料理の父」として有名なホテルオークラ東京初代総料理長 故小野正吉氏から「卵料理は火の芸術品。どんな風にでも様変わりさせることが出来る。」と直接教わったそうです。


また小川さんは、プロの料理と家庭料理は別物と言います。でもなんとなくオムレツを極めてみたいと思いました。


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この記事へのコメント :
その道の第一人者の話というのは
聴いていて本当に感動します。
案外シンプルなのですが、ゆえにおくが深いと思います。
Posted by コーヒー屋 at 2009年05月29日 14:44
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