
なにより、読もうと思ったきっかけは、その素晴らしいプロモーションにある。ノーベル文学賞に一番近い人と言われ、発売前からすごい噂が先行して、テレビでは売り切れ状態で買えないと騒ぎ立てる。アンチメディアな僕は当然「買うもんか」と思う。だがしかし、買ってしまった。そのプロモーションの素晴らしさの実態を知りたくなってしまったのだ。
読んでみて・・・実際プロモーション以上に面白かった。不思議な魅力が確かにある。しかし何とも感想を述べにくい後味。いわゆる「えっ、これで終わり?」っていうアレである。嫌いではない。あくまでBOOK1とBOOK2というのは、上下巻で完結ではなく、BOOK3、BOOK4があるのではないか、という巷のウワサはあるけれど、僕は書いて欲しくない派である。謎は残るがその方が面白い。ジャンルで括ろうとするなら、殺し屋サスペンスとか、ファンタジーとか、SFとか、ミステリーとか言うけれど、「村上春樹」というジャンルで言えば、決して結末にこだわらなくていいと僕は思う。
そして、ふと思ったのが2009年現在、村上春樹は60歳で、25年前の1984年は35歳だったということ。今現在35歳の僕は、これだけの小説が残せるほどの敏感な感性と洞察力を持って生きているかという不安。いえ、別に小説家になりたいわけではないけれど。そして「ノルウェーの森」がベストセラーになったのが1987年、村上春樹が38歳だったと考えると、僕はそれだけの仕事が残せるかという焦りにも似た気持ち。いや、やはり村上春樹は特別なのだ。
特にBOOK1は素晴らしく面白かった。。。というプロモーションを一応残しておく(笑)。
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ジョージ・オーウェルの1984年へのオマージュかもしれない。
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ジョージ・オーウェルの1984年へのオマージュかもしれない。
村上春樹の「ノルウェーの森」読みました。
読書家ではないのですが、この本は確か赤色ろと緑色の上下でしたよね。それが目に入ったのと「ノルウェーの森の」題名そして村上春樹、何気に買った本でしたが読んでいて先へ先へと読み進んでいく自分がいたようなきがします。なにか不思議って感じ。
1Q84久し振りに読んでみようかな?